ツクイファームのあゆみ
今から22年前の2000年に、栃木県田沼市のブルーベリーの師匠から成木200本譲り受け、ブルーベリー果樹園を家族で始めました。当時まだ珍しかったブルーベリーのインターネット通販を始め、摘み取り農園としてもご近所や遠方からのお客様に喜ばれてきました。
2011年の東日本大震災では、放射能汚染が心配されましたが、その年のブルーベリーを検査に出したところ、放射性物質は何も検出されませんでした。しかし、西日本のお客様からのご注文はとても少なくなりました。検査結果はこちらをご覧ください。
20年以上、ブルーベリー園をやっていますと、自然の変化も感じられます。ブルーベリーの花は写真のように可愛らしく蕾んでいて、風で花粉が花から花へと飛び受粉するのは困難です。そこで必要なのが訪花昆虫です。花の咲く5月になると、ブルーベリー園には蜜蜂が大群で飛んできて、自然受粉をしてました。しかし、5、6年ほど前から蜂の数が目に見えて減ってしまったので、現在は足利の養蜂家から蜂箱を借りて受粉をしています。
また、例年7月の梅雨明けから8月末まで採れていた実は、近年は早々の猛暑で8月上旬に終わってしまう年も増えてきました。
自然の営みに合わせながら、土作りにこだわり、水やり、防鳥ネットなども毎年工夫を重ね、皆様に美味しいと言われる良い実を作ってまいりました。
開園当時、65歳だった農主も来年には88歳の米寿を迎えます。畑の仕事も次第に厳しくなり、数年前から栽培面積と株数の減少を計ってまいりました。誠に残念ではございますが、2021年を最後に夏のフレッシュブルーベリー産地直送便の販売はやめさせて頂きます。
なお、ジャムの通年販売は続けてまいりますので、よろしければどうぞ宜しくお願いいたします。